【地域猫活動(TNR)】小江戸地域猫の会の活動に参加しました。

こんにちは。埼玉栄中学総合探究部顧問の小野です。
11月3日 川越市を拠点に活動している「小江戸地域猫の会」の野良猫保護の活動に参加しました。
今回の企画は、プレゼンコンテストのテーマ決めの中で、猫の殺処分0への取り組みの中で、保護猫の活動とは別にTNR(地域猫活動)という活動の存在を知り、実際の活動の様子を知ろうという試みです。

地域猫活動とは?

野良猫は繁殖力が非常に高く、無計画な餌やりをきっかけに数が増え、糞尿の被害が発生し、近隣トラブルへと発生する事例が多く発生しています。

飼育を放棄された猫が地域から憎まれる存在になってしまっている現状を改善するべく行われているのが地域猫活動です。

捕獲・去勢・地域に戻すことで、繁殖を抑えつつ、猫の生涯を地域で見守るというものです。

しかし、この活動には猫が好きではない人からの批判的な意見も多く、実際に野良猫減少の効果があるかも懐疑的なデータもあります。

「小江戸地域猫の会」では、保健所に入った野良猫への苦情を受けて、近隣住民の理解を経たのちに捕獲を行っています。

捕獲用のトラップについてレクチャーを受けました。

自分たちでトラップの準備をします。

捕獲直後の猫。興奮して暴れます。

タオルで覆うとおとなしくなりました。猫的には隠れられているという安心感があるそうです。

団体を運営する早瀬さんのお話をまとめると。
 (1)えさやりおじいさん(おばあさん)は絶対になくならない。
 (2)説得しても時間を変えて隠れてやるようになってしまう。
 (3)去勢後に地域に戻す際には餌やり役を喜んでやってくれる。
 (4)野良猫を減らすための活動であることを伝えれば近隣の理解  を得やすい。
 (餌やりの場面だけを見ると野良猫を増やす原因になっていると考える人が多い)
  (5)行政を動かすことが何より大切。

特に(3)の餌をあげてしまう人の存在が去勢後の猫を地域に戻す際に味方にもなるという発想は目から鱗でした。

今回の体験をもとに、より地域猫活動を知ろうという気持ちが強まりました。

総合探究部では現在、「西大宮子ども食堂SAKAE」を立ち上げ、活動しています。興味のある方は、下のリンクからご参加ください。

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